第67回 女流画家協会展

 7月3日、上野の東京都美術館で開催されている女流画家協会展を観に行ってきた。総展示数約640点で、多くが大作で、全作品を丁寧に観るのは諦めざるを得なかった。

 会報(2014年 vol.2)に載っていた岡田菊恵氏の言葉が印象に残った。
 「最近思うんですが、日本的油絵表現が多くなった事です。大まじめに集団でやっていると感動ものです。表現は自由だからと言っても不安です。油絵具とキャンバスを使えば油絵ですが、描く前の内容であり空間把握の事です。偉くなればだれも何もいわなくなるし悲しいです。何時の間にか根本の所が不在となりこれ今、生きている画家の責任です。」
                 


 右の絵は家内の親しい友人で、
毎年招待状をいただき、観にいって
いる方の作品である。
 赤が引き立ち、風格のある作品ですね。