Entries from 2014-07-01 to 1 month

フランツ・カフカ:「オドラデク」

『家父の気がかり』(Die Sorge des Hausvaters)は、フランツ・カフカの短編小説。1917年執筆。1920年に作品集『田舎医者』に収められた。虫とも動物ともつかない奇妙な 生き物「オドラデク」をめぐるごく短い話である。この作品は「オドラデク」に対する語…

素描家としてのフランツ・カフカ

右に掲げたのは、カフカのオリジナル作品の手書き原稿の写真である。ほとんど書き直しや加筆部分や抹消した部分がなく、細密な文字で一気呵成に、一息で書き上げたように見える。 学生時代のカフカの肖像写真を見ると、内気そうにはにかんだ、感じやすい、瞑…

 オルセー美術館展

オルセー美術館展が7月9日から10月20日まで東京・六本木の国立新美術館で開催されることになった。テーマは「印象派の誕生」である。金曜日は午後8時まで展示されているので、18日の午後遅い時間帯に出かけた。出品されている作品は印象派を中心とする8…

第67回 女流画家協会展

7月3日、上野の東京都美術館で開催されている女流画家協会展を観に行ってきた。総展示数約640点で、多くが大作で、全作品を丁寧に観るのは諦めざるを得なかった。 会報(2014年 vol.2)に載っていた岡田菊恵氏の言葉が印象に残った。 「最近思うんですが…